DeNA・山口が巨人ナインに進路相談

2016年11月01日 16時30分

坂本(右)と話し込む山口

 巨人が、今季フリーエージェント(FA)権を取得したDeNA・山口俊投手(29)の本格調査を開始した。本人は10月30日の全体ミーティングを欠席しており、間もなくFA宣言に踏み切る可能性が高い。そんななか、悩める右腕が旧知のGナインに相談を持ちかけていたことが判明。争奪戦の行方にどう影響するかが注目されている。

 

 2年連続で優勝を逃した巨人にとって、最大のウイークポイントが、先発陣の駒不足だった。来季のV奪回へ先発投手の補強は不可欠で、FA権を持つ選手の中から山口に絞り込んで動向を注視。右腕が宣言を決断し、交渉が解禁となれば、獲得に乗り出すことは確実。他球団との争奪戦も辞さない構えでいる。

 

 一方、山口自身はDeNAナインの集合日だった30日、横須賀・ベイスターズ球場に姿を現さなかった。27日には「チームへの愛着はある。残留が一番望む道」と語った一方、「自分の野球人生なので」と複雑な胸中を明かしていたが、異例の全体ミーティング欠席は覚悟の表れともとれる。

 

 DeNA・高田GMも「彼(山口)自身に考えがあるんじゃない? 来季の体制発表という日だから。FA(宣言)するんじゃないの?」と発言するなど、宣言待ったなしの状況となってきた。

 

 その後、FA手続きが解禁された31日になっても山口の足取りはつかめず、本人の現在の心境や状況は不明。それでも、ここにきて気になる情報が飛び込んできた。実は最近、山口自身が複数の巨人ナインに連絡を取り、環境などについて“逆調査”を行っていたという。

 

 事情を知る関係者によれば、山口がまず漏らしていたのは、DeNA側への不信感。球団からは複数年契約を提示されたとみられるが「最終的には『出て行くならどうぞ』という感じだったとか。気持ちの面でショックを受けている様子だったそうです」という。

 

 その上で右腕は、巨人を含めた他球団の練習環境や、人間関係について知りたがっていたという。「僕らが誘うわけにはいきませんけど、相談に乗った選手の話を聞く限り、彼(山口)自身はだいぶ移籍に気持ちが傾いているようですね」

 

 FA宣言の手続きは9日に締め切られ、翌日に公示、11日から交渉解禁となる。沈黙を守っている山口が、どんな決断を下すのか。右腕の動向に視線が集まっている。