二軍で高評価 巨人・二岡打撃コーチの気になる手腕

2016年10月28日 19時38分

長野(右)のティー打撃をサポートする二岡打撃コーチ

 就任2年目の高橋由伸監督(41)率いる巨人が28日から本格始動した。二軍から一軍への昇格が決まった二岡智宏打撃コーチ(40)にとってもこの日が新たなスタート。指揮官から戦力の底上げを期待される二岡コーチの気になるチーム内での評判は――。

 

 来季からの巻き返しを図る由伸巨人の2年目が、本格的に幕を開けた。秋季練習中の26日に新たなコーチングスタッフが発表され、この日から投手コーチは3人制に。打撃部門では指導者2年目の二岡打撃コーチが一軍の輪に加わった。

 

 新体制の初日を終えた二岡コーチは「まだ一軍の流れがよく分かっていないので、江藤コーチと相談しながらやっていきたい」と初々しさを漂わせた。この日の練習から若手中心のメンバーに切り替わったことに「今まで(二軍で)見ている選手が多いので継続してやっていきたい」と意気込んだ。

 

 そんな二岡コーチは指導経験を培った二軍の現場でどう“評価”されていたのか。ファーム首脳は「コーチングで良くないのはコーチ自身がブレてしまうことだが、彼にはそういうところが見られない」と太鼓判を押す。

 

 選手間では「雲の上の存在」とあがめられる一方で、ある野手は「(二軍では)一塁のコーチャーズボックスという違った角度から見てくれていて、自分でも気づかないことに気づかせてくれた」と明かす。また、駆け出しのヤングGは「例えば、バットのヘッドが遠回りしていたら『なぜそうなるのか、まずは自分で考えてみなさい』と。分からなければハッキリと答えを教えてくれますが、まず自分で考えることで実になることが多いです」と的確な助言に感謝する。

 

 由伸監督が二岡コーチに期待するものは、主に二軍でくすぶり続けた戦力の底上げだ。

 

「一年間、ファームで若い子を見てきている。一人でも引き上げてほしい。(開幕まで)秋、春と時間があるので一年間見てきたものをいいほうにしてほしい」

 

 今季は大田ら20歳代半ばの中堅選手からルーキーに至るまで、結局は誰一人としてレギュラーに定着できなかった。中堅、若手の伸び悩みはチームに長年横たわる課題だ。二岡コーチの手腕でいよいよ新陳代謝を図れるのか、今後が注目される。