阪神・オマリー打撃コーチ補佐退団の背景

2016年10月28日 16時30分

ゴメス(左)と話すオマリー氏

 阪神は27日、トーマス・オマリー打撃コーチ補佐(55)と来季の契約を結ばないと発表した。「契約満了に伴う退団です。外国人選手の言葉の壁がある中で非常に重要な役割をしてもらえました。後任はなし、です」(球団幹部)

 

 オマリー氏は1991年から阪神の助っ人として活躍し、93年には首位打者を獲得。「阪神ファンは一番や!」の決めゼリフで一躍人気者となった。現役引退後は2002年から阪神の特命コーチなど歴任し、14年から打撃コーチ補佐を務めていた。

 

 来季2年目の金本監督率いる「超変革内閣」では唯一の退団者。球団関係者は「やはりゴメスら今年の外国人選手が揃って結果を出せなかったのが大きい。今の首脳陣は監督のもと、選手に厳しく練習をさせる、という方針でいるが、オマリーは選手の意見を聞いてやらせるタイプ。聞き役だけでは甘い、との判断もあったようだ」とも話した。今季はゴメスが慢性的な不振でスタメン落ちを繰り返し、来日1年目のヘイグは大半が二軍暮らし。その責任を取らされた部分もあるようだ。

 

 助っ人たちも頼りにしていた虎の名物コーチ。「誰よりも率先してファンにサインしたり、ファンと触れ合うことをやってきてくれた。ありがたい存在だった」(球団営業部関係者)など、今回の退団を惜しむ声も少なくないが…。