巨人ドラ6・大江が誓った女房役との4年後

2016年10月28日 16時30分

巨人・吉武スカウト(左)の指名あいさつを受けた大江

 巨人は27日、6位指名した大江竜聖投手(17=二松学舎大付)に指名あいさつ。将来性十分の期待の左腕は「これから始まるなという気持ち。巨人は常勝軍団で常に高い意識があるイメージ。杉内さんを目標に、気迫で押していくピッチングがしたい」と意気込みを語った。

 

 高校時代は1年夏、2年春と甲子園に出場。最速149キロの直球と多彩な変化球を武器に、昨年のセンバツでは1試合16奪三振をマークするなど、高校球界屈指の左腕として注目されてきた。プロ入りを本格的に意識したのは、2年秋の東京大会での早実戦。「清宮を抑えられたのが一番(の理由)。あっちが打ち損じた感じでしたが、楽しさがあった。こういうのを求めていた」とより高いレベルに身を置くことを決意したという。

 

 そんな大江を支え続けてきたのが女房役の今村大輝(18)だ。1年夏から正捕手に座り、強肩強打、好リードで大江をアシスト。1年生バッテリーとして注目を集めてきた。

 

 寮でも同室。朝に弱い大江を起こすのが日課で、プライベートでも互いの服を交換し合うなど兄弟同然の3年間を過ごしてきた。二松学舎大付の市原監督は「大江はマイペースというか、自分の時間、空間を持っていて、私でも何を考えてるのかわからないことがある。1年から絶対的エースになり過ぎてしまった面もあるけど、浮かずにいたのは今村の存在があったから」と2人の関係を語る。

 

 プロからも注目されていたものの、今秋ドラフトではプロ志望届提出を見送った今村は「4年後に(プロに)行くから。それまで頑張れよ」と大江にエール。今は明大受験を控え、4年後のプロ入りを見据えている。

 

「将来的には沢村賞を取りたい。早く一軍で活躍できるようになりたい」と語った大江。交わした約束を糧に、プロの舞台で盟友を待つ。