【日本シリーズ】流れ変わった?緒方采配ことごとく裏目に

2016年10月26日 14時00分

8回、勝負した中田に2点適時打を許したジャクソン(手前)。右は生還した大谷

 日本シリーズは25日、札幌ドームで第3戦が行われた。今季限りでの現役引退を表明している黒田博樹投手(41)は6回途中、足にアクシデントが発生。緊急降板。チームは延長10回、3―4のサヨナラ負けを喫し、シリーズ初黒星で2勝1敗に。これまで神がかっていた緒方孝市監督(47)の采配がことごとく裏目に出て、上昇一途の赤ヘルに暗雲が垂れ込めた。

 神がかり的な采配を見せてきた広島・緒方監督のタクトにわずかな狂いが生じた。セットアッパー・ジャクソンがマウンドに上がった8回、先頭の中島に四球で出塁を許し、二死二塁となった場面。ここで広島ベンチは「ジャクソンの球筋を考えて中田を選んだ」(畝投手コーチ)とこの日、2安打の大谷を歩かせて中田勝負を選択。しかし、左前に運ばれた。

 さらに、この打球のスライディングキャッチを試みた左翼手・松山が後逸(記録は二塁打)。河田外野守備走塁コーチは「次の回も打席が回ってくることを考えて松山を守らせた」と守備のスペシャリスト・赤松を起用しなかった理由を説明したが、結果的には裏目に出てしまった。

 逆に10回裏は、二死一塁から一走・西川に盗塁を決められたことで打席の大谷を歩かせる選択もできた。しかし「西川を出した時点で打者大谷に回る確率は高かった。相手に動かれたりしたなかで走者一、二塁、あるいは二塁になっても大谷でしっかり勝負していけと伝えていた。だから(盗塁後)投手コーチに(マウンドへ)行ってもらった」(緒方監督)。

 さらに大谷の右前打は、前進守備でもなかったこともあり、サヨナラ打となってしまった。「全部裏目に出てるんで。自分の責任」と責任を背負った指揮官。今後の戦いで挽回できるか。