【日本シリーズ】日本ハム・大谷 黒田の対決は「間合いとかボールの軌道とか勉強になった」

2016年10月26日 00時32分

黒田(手前)との初対決で二塁打を放った大谷

 チームを救ったのはやはりこの男だった。負ければ、後がなくなる日本シリーズ第3戦(25日、札幌ドーム)、日本ハム・大谷翔平(22)が延長10回二死二塁から、右前に劇的なサヨナラ打を放った。

 

 ナインから手荒い祝福を受けた大谷は「何とか打ちたいと思った。フォークが来ると思ってフォークを待っていたけど、追い込まれたので広く待った。ボールだったけど抜けてくれてよかった」。カウント1―2から見逃せば明らかにボールとなる球を、いとも簡単にヒットゾーンへ打ち返すのだから、やはりタダ者ではない。

 

 この日は忘れられない“最初で最後”の対決もあった。今年限りでの現役引退を表明している広島・黒田博樹(41)との初対戦だ。

 

 1打席目に三塁線を破る二塁打を放つと、2打席目は右中間にまたも二塁打。3打席目で左飛に打ち取られた直後、黒田は両脚がつって降板した。

 

 大谷は「(降板は)何があったのかは分からなかったけど、最後は外角のフォークで打ち取られた」と振り返ると「(投球の)間合いとかボールの軌道が勉強になりました」とレジェンド右腕に感謝した。

 

 

「明日も精一杯やって、広島に行く前に逆転して3勝2敗で行きます」。黒田との対決で大きな収穫を得た上に、バットでヒーローとなった大谷は力強くそう宣言した。