来春センバツ出場校の選考資料となる高校野球秋季東京大会は23日、ダイワハウススタジアム八王子などで3回戦を行い、早実は都片倉に12―2と5回コールド勝ちを収め、準々決勝に進んだ。早実の主将・清宮幸太郎内野手(2年)は「3番・一塁」で先発出場し、2打数1安打1打点、2四死球で勝利に貢献した。

 初回は都片倉の変則左腕・森田大翔(2年)のスライダーに合わず空振り三振。2回の第2打席は死球、二死満塁で迎えた3回の第3打席は押し出し四球。徹底して勝負を避けられたが、5回の第4打席で甘く入った球を打ち返し、コールド勝ちにつながる右前打をマークした。

「今までと違ってみんなも打ってくれて、コールドで勝ちきれた」とチームメートに感謝した清宮は「一つひとつ勝つにつれて甲子園に近づいてるけど、自分たちの野球は変わらない。また一週間、モチベーションを保たないと」と次戦を見据えた。