20日に都内で行われたドラフト会議で、巨人から外れ外れ1位で指名された吉川尚輝内野手(4年=中京学院大)は、12球団オーケーの姿勢を見せていたが、実は自身も両親も大のG党だったことをカミングアウト。「1位指名の評価をしていただいて本当にびっくりした。昔から伝統があって強くて好きな巨人に入れることは幸せなことです」と満面の笑みを浮かべた。

 走攻守三拍子揃い、大学ナンバーワン遊撃手の呼び声が高いが、巨人には不動の遊撃手・坂本がおり、二塁が手薄な状況だ。吉川は「坂本さんのレベルに一日でも早く達したいし、いつかは坂本さんを抜けるようやっていきたい。それに二塁となれば、そこで勝負したいという両方の気持ちがある」と明かす。

 同世代には日本ハム・大谷がいることで「プロの世界でやっていく中で、僕も脚光を浴びられるように一日一日が勝負だと思ってやっていきたい」と負けん気ものぞかせた。