掛布雅之監督(61)率いる阪神二軍に全国各地から熱烈オファーが殺到中だ。球団幹部が「二軍は今季も地方での試合をやってきたが、プロ野球の公式戦が行われていないところから『今度はウチでやってもらえないか』などお願いが多数増えている」と明かした。

 これもミスタータイガース・掛布効果で球団としても「(二軍本拠地の)鳴尾浜だけでは客席が少ないなど設備的な問題もある。興行的にも地方の試合を増やすのはいいこと」と大歓迎。新潟三条、丸亀など今季7試合だった地方での主催試合数を増やし、他球場にも拡大する方針を、このほど決定したという。

 それほどまでに今季の掛布二軍監督の人気はすさまじかった。約300人収容の鳴尾浜に最大500人ものファンが詰めかけ、球場外には入れないファンが長蛇の列を作ったことも。5月の甲子園でのウエスタン・リーグ広島戦は球団二軍新記録となる1万2631人が集結し、他球団の一軍公式戦も顔負けの盛り上がり。その甲子園での二軍戦も今季は10試合だったが、来季はそれよりも多くなることが、すでに決まっているそうだ。

「選手は多くのファンの目にさらされて成長する。いつもの球場だけでなく、いろんな場所で野球をやれればいい」と掛布二軍監督も話す。来季はさらなるミスタータイガースフィーバーが起きる!?