子供効果で“更生”なるか。巨人のマイルズ・マイコラス投手(28)が11日、ローレン夫人(28)とともに成田空港から米国へ帰国した。チームの終戦から一夜明けた右腕は「すっきりした気分ではいるが、振り返ってみると、こういう形で終わりたくないと思った。プレーオフ(クライマックスシリーズ)でああいう形で負けてしまったということは来年に向けて燃えたぎる気持ちにもなるし、来シーズンへの準備をきっちりしようと思った」と語った。

 来季は2年契約の2年目。残留の方向だが、同僚のスコット・マシソン投手(32)が将来的なメジャーリーグ復帰を希望していることについて聞くと「おそらく日本人選手も(日本にいる)外国人選手もそうだと思うが、ゆくゆくの目標としてはメジャーの舞台で投げたいと思っているだろう。メジャーの環境は家族のような雰囲気がある。自分もその一員になりたい、参加したいという思いはある」と思いを明かした。今季は負傷もあり4勝(2敗)止まりだったが、この野心がある限り、来季はある程度期待できそうだ。

 ちなみにこの日、ローレン夫人が妊娠を公表した。笑顔を見せたマイコラスは「野球に限らず、人としても成長しないといけないし、自分が子供にとって『いい見本』になるようにしたい」とキッパリ。今季はマウンド上で小林誠司捕手(27)のキャッチングにブチ切れ。ベンチで大暴れするなど気性の荒さを露呈した。第1子の誕生で、精神面での成長にも期待したいところだが…。