続投要請も態度保留…ロッテ・伊東監督の苦悩

2016年10月11日 16時30分

伊東勤監督

 球団から続投要請されているロッテ・伊東勤監督(54)が現状への懸念材料を指摘し、態度を保留している。

 

 クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ敗退から一夜明けた10日、福岡空港で取材に応じた指揮官は「今年は(選手)層の薄さを改めて痛感した」と振り返り、来季の続投の条件に「優勝を争える戦力の補強」を球団に要請したことを明かした。伊東監督は「選手の人数が少ない。(登録上限の70人まで)枠を広げ競争させるような環境を作りたい」と話し「(試合で)負けるリスクより1人の選手を雇う方が球団としても潤うんじゃないか」と疑問を投げかけた。

 

 さらにここ数年、目立ったトレード、FA補強などが行われていないことにも触れ「今は安くていい選手をという時代ではないと思う。他球団が評価する選手はそれだけ魅力がある。当然、高額なお金もかかる」と強調した。

 

 それでも、球団は来季5年目を迎える伊東監督の続投を疑っていない。山室晋也球団社長(56)も「前向きに検討いただくという返事をもらっているので大丈夫だと思っている」と話したが、伊東監督の意向が正確に球団に伝わっているかは微妙だ。球団幹部の一人は監督からの要望を「(過去に)可能な限り応えてきた」と“十分だ”と言わんばかり。「予算、予算と言われるが、そんなに使ってないように思う」と話した指揮官に球団がどれだけ歩み寄れるかが、去就の焦点となりそうだ。