2016希望郷いわて国体硬式野球は2日、1回戦の広島新庄―明徳義塾戦が行われ、広島新庄が4―1で勝利した。今秋ドラフト上位候補の広島新庄・堀瑞輝(3年)は5回二死からリリーフ登板。4回1/3を投げ、1安打無失点、5奪三振の好投を見せた。

 二死一、二塁のピンチで登板した堀は、1番・脇屋を141キロの直球で三振に打ち取ると、その後も回をまたいで140キロ台中盤を連発。9回に代打・山本に三塁打を浴びるまで一人の走者も許さず、明徳義塾打線を手玉に取った。

 最速は145キロだったが「今日はスピード的には良かったけど、球がシュート回転していた。納得いってないです」と代名詞の笑顔はなし。それでも「勝ち負けは気にせず、楽しめればいい」とチーム最後となる大会にも気負いはないようだ。