阪神・高山 天狗防止へ異例の対応

2016年10月01日 13時30分

澤村への投手強襲の内野安打を放つ高山

 阪神の高山俊外野手(23)が、9月30日の巨人戦(甲子園)の9回、一死から投手強襲の内野安打を放ち、シーズン136安打をマーク。1998年の坪井の持つ球団の新人最多安打記録を更新した。高山の出塁を足がかりに、チームは2―1の逆転サヨナラ勝ちを決め、今季初の6連勝を飾った。メモリアル打に高山は「甲子園でそういう数字を打てたし、なかなか厳しい試合展開の中で打てた」。金本監督も「そろそろ打つころかな、と思っていた」と目を細めた。

 

 得点圏打率3割8分1厘(リーグ2位)と勝負強い打撃で8月から不動の3番を務めてきた高山だが、1年目から一気にブレークしただけに球団内で不安がないわけではない。「過去にはルーキーイヤーに活躍したことで有頂天になり、それっきりになってしまう選手もいた」(球団幹部)。高山も例外ではないというわけだ。

 

 そこで球団では異例の対応で黄金ルーキーにレクチャーを行う。球団では近年、1年目を終えた選手を対象にプロの心得や社会常識を学ばせる“2年目講習”を開催しているが、今年は前倒し開催を決定。「秋季キャンプ前までには行う。プロ野球選手として成長するためにどうすればいいかということや球団の歴史、社会人としての常識などを学ばせる。OBの方など特別講師を呼んで講義をお願いすることも検討している」(球団幹部)。例年12月以降に行っていた講習会を10月中に開催し、早めの意識付けで秋季キャンプに臨ませる方針だ。

 

 高山のさらなる飛躍なくして虎の明るい未来はない。2年目のジンクスとは無縁となるか。