【カリフォルニア州ロサンゼルス発】ドジャースが25日(日本時間26日)、ロッキーズに延長10回4―3でサヨナラ勝ちしてナ・リーグ西地区4連覇を達成した。カルバーソンが今季1号の劇弾を左翼席に運んだ。日本で優勝経験のなかった前田健太投手(28)も移籍1年目で初のシャンパンファイトを味わった。

 優勝が決まった瞬間、前田はチームメートらとベンチを飛び出し、両手を広げながら跳びはねて喜んだ。念願のシャンパンファイトで全身びしょ濡れになりつつ、「カープの優勝も刺激になりましたし、僕自身も優勝できたんで、本当に最高です」と満面の笑み。早穂夫人からビールをかけられるなど「お酒はあまり得意じゃないんですけど、今日はおいしいですね!」と最後まで“祝杯”に酔った。

「1年目でここまでできるとは思ってなかった」という右腕だが、先発陣の離脱が相次ぐ中、開幕からローテーションをただ一人守り、チーム最多の16勝をマーク。「しっかりローテーションを守っての優勝はまた違う。これが経験できてよかった。この瞬間を味わうために頑張って投げてきたんで、あと何回かできるようにこれから先も頑張ります」。地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズと今季のチャンスはあと3回だ。