広島のセ・リーグ優勝記念セレモニーが15日の巨人戦(マツダ)の終了後に開催された。

 熊崎勝彦コミッショナー(74)からペナントとトロフィーを授与された緒方孝市監督(47)は「先日10日、東京ドームで優勝を決めてきました。できることなら地元で決めたかったのが本心ではありますが、皆様の前で優勝報告ができ大変うれしく思っています。長い間お待たせしました。ファンの皆様、おめでとうございます!」とスピーチ。クライマックスシリーズに向け「厳しい戦いになる。覚悟を決めて日本一を目指したい」と高々と宣言した。

 続けてチーム全員でペナントを手にグラウンドを一周。観衆から“胴上げコール”が起こる中「ちょっと違うかな…と思った」という小窪哲也選手会長(31)のアドリブで、選手一同による万歳三唱で式を締めた。

 優勝後初のマツダでの試合に3万2106人の大観衆が集結。試合も5―0で完勝し、日本シリーズ進出へ死角なしだった。