阪神は14日の広島戦(甲子園)に46と逆転負け。借金は再びワーストの18で、対広島は4連敗となった。

 先発の藤浪が初回に自己最速160キロを計測したが、相変わらずの立ち上がりの悪さで先制を許すなど、7回途中3失点で降板。打線は福留の同点犠飛、ゴメスの適時打で一時は勝ち越したが、8回にサターホワイトが安部に逆転の2点適時二塁打を浴び、9回には松田が代打のルナに一発を許した。

 藤浪は「初回も6回も先頭打者に四球を出したところから余計な失点をしてしまった。それが今日の全てです」とうなだれるばかりだ。

 この日で甲子園での試合は21勝34敗1分け。本拠地だけで借金が13となったことに、金本監督は「7、8、9回とあそこで逆転されるケース、今年は何回もあった。そこで投げる投手がいなかったということ。今年1年の課題だった」と振り返った。また、藤浪の160キロに「あそこは(数字が)出るから。アウトロー、ウチの球場だし」と無関心だった。