【カリフォルニア州ロサンゼルス発】ドジャースの前田健太投手(28)は5日(日本時間6日)、ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回1/3を3安打1失点で14勝目(8敗)を挙げた。メジャー1年目の14勝は球団では石井一久(2002年)、柳賢振(13年)と並んで最多。日本人投手では16勝のダルビッシュ有(レンジャーズ=12年)、15勝の松坂大輔(レッドソックス=07年)に続く。

 初回、先頭セグラに左前打を許したが、それ以降は18人連続で打ち取った。7回先頭打者に右前打を打たれ、一死一、二塁で右前適時打されたところで降板した。

 一夜明けた6日(同7日)のロサンゼルス・タイムズ紙は、昨年までドジャースで投げ、球界最高年俸3440万ドル(約35億1000万円)の右腕グリンキーに投げ勝ったことを称賛。「予期せぬ現実を浮き立たせた。彼はグリンキーよりも効果的で信頼のおける投手。しかもグリンキーと違って、前田がプレーオフで登板するのはほぼ確実」。地区4連覇を狙うチームを前田が支えている。