広島は12日のDeNA戦(横浜)を、鈴木誠也外野手(21)、丸佳浩内野手(27)のソロ2発で逆転し、3―2で勝利した。

 序盤は相手先発・石田健大投手(23)の前に7回まで3安打1点に抑え込まれていたが、8回に2番手・三上朋也投手(27)がマウンドに上がると、直後に鈴木が同点弾を放ち、一気に流れをたぐり寄せた。

 9回に守護神・山崎康晃投手(23)からバックスクリーン右へ勝ち越し弾を放った丸は「ツーシームが浮いてきた。高かった分、うまく振り抜けました」と振り返り「風にも声援にも乗りました。絶対優勝したいと思います!」とファンに高らかに宣言した。

 緒方孝市監督(47)は「最後に攻撃陣が意地を見せてくれた。まあ今日は丸だね。紙一重の戦いの中、あの場面で打った丸は大したもんだ」と手放しで絶賛した。

 2位・巨人が負けたため、ゲーム差を6・5に広げた広島。最短で16日にもマジック「26」が点灯する。