広島は11日の阪神戦(マツダ)を、相手の拙守に助けられ5―3と逆転勝利。2位・巨人とのゲーム差を5・5とした。

 2点を追う7回、無死一、二塁から会沢の犠打を阪神先発・藤浪が一塁へ悪送球し、まず1点。さらに一塁代走・赤松の盗塁で二、三塁とし、一死後、田中の一塁前ボテボテの当たりを今度はゴメスが本塁へ悪送球。これで一気に勝ち越しのランナーが本塁を駆け抜けた。

 緒方監督は「正直言って複雑。3点もらったようなものだから。藤浪にはいい攻撃ができなかった」と渋い表情ながら「ただ、勝ち越せたのは大きい」とコメント。4カード連続の負け越しを回避し、ひとまず胸をなでおろした。