第5日(11日)第3試合は嘉手納(沖縄)の打線が7回につながり、一挙8点を奪って逆転、前橋育英(群馬)に10―3で快勝。16強に一番乗りした。

 2点を追う7回、内野安打3本で無死満塁とする。押し出し四球で1点差とし、4番・知花(3年)の左前2点適時打で逆転に成功。その後、遊直で二塁走者が飛び出し、併殺となって二死一塁になるが、ここから打線が驚異的なつながりを見せた。4者連続で短打をつなげると締めは幸地(3年)の左越え3点適時三塁打で5点を追加。一気に試合を決めた。

 甲子園初出場で初勝利を挙げた大蔵監督は「もともと振る力はある子たちだった。(7回の連打は)出来過ぎです」と驚きの表情だった。