優勝候補の一角・横浜(神奈川)は、第3日(9日)第3試合で東北(宮城)に7―1と快勝し、2回戦に駒を進めた。

 圧巻の投球を見せたのは横浜のエース藤平(3年)だ。初回、いきなりの3者連続三振で課題だった立ち上がりを克服すると、6回2/3を投げ6安打1失点。毎回の13奪三振で東北打線を翻弄した。

「今日はどんどんストレートで押していこうと思った。一個一個の三振は狙って取りにいったけど、合計の数はあまり意識していない。今日は9回まで投げることができなかったので、75点です」と辛口の自己採点で反省を口にした。

 次戦は第8日(14日)第4試合、対戦相手は同じく優勝候補筆頭の履正社(大阪)だ。

「(履正社の)寺島と投げ合う機会がこんなに早く来ると思わなかった。一番いいピッチャーだと自分は思っている。早い段階で勝負したいという気持ちはある」と気合十分の藤平。注目のカードに期待が高まる。