巨人・菅野智之投手(26)にまさかのアクシデントが襲った。

 中7日と満を持して5日の広島戦(マツダ)に先発したが、3回途中に左足親指にできた血まめの影響でいったんベンチへ。その後、痛みを押して4回まで投げたものの「あそこまでがいっぱいいっぱいかなと。次に向けて、というところじゃないですかね」(由伸監督)というベンチの判断で、5回に代打を告げられた。

 一時は騒然となったが試合後、菅野は「前のゲーム(7月28日の広島戦)から痛みというか血まめができていて、何回か投げていくうちに痛くなってきた」と明かした。本人によれば、爪の中に血まめができたそうだが「筋肉や関節(の負傷)ではなく傷なので。時間がたてば良くなると思います」と大事に至らないことを強調した。

 まさかの事態もチームは5―4で首位・広島に勝利した。エースは「チームが勝つことがすべて。チームのみんなに感謝して、次は(自分が投げて)勝ちがつけられるようにしたい」と語った。