<阪神6-1中日(31日)>中日は阪神に2連敗を喫して借金が今季ワーストタイの12、単独5位に転落した。1点リードの7回、二死走者なしからの二塁手のエルナンデスの拙守が響き、後続に連打を浴びて逆転負け。谷繁監督は「あの守備から流れが変わった。1つのプレーで流れがいっぺんに変わる試合だった」と渋い表情で振り返った。

 左ヒジ痛で7月28日にナニータが抹消された上、今度は腰の違和感を訴えた平田が欠場。主軸2人を欠いた打線は6安打1得点のみ。平田は「火曜からのゲーム(巨人戦=ナゴヤドーム)には出られるようにしたい」と軽症をアピールしたが、チームはこれで6カード連続負け越しと踏んだり蹴ったりだ。

 そんな中で平田が復帰した暁には「絶対に爆発してくれるはず」とチーム内で妙な期待が高まっている。平田は6月にも腰痛で2試合休んだが、スタメン復帰した同11日の西武戦で決勝の2ラン。さらに高橋も右手骨折から3か月ぶりに復帰した7月28日のDeNA戦でいきなり2安打4打点と爆発しており、チーム関係者は「ウチの選手は病み上がりの復帰戦では、そこまでのうっ憤を晴らすかのように、並々ならぬ力を発揮する。今回の平田もやってくれるはず」。もはや“故障明けの活躍”に期待するしかない!?