【米フロリダ州マイアミ28日(日本時間29日)発】マーリンズのイチロー外野手(42)が本拠地でのカージナルス戦の7回一死一塁の場面に代打で登場し、右翼線へメジャー通算350本目となる二塁打をマーク。同3000安打まで残り2本とした。

〈以下はイチローとの試合後の一問一答〉

 ――すごい打球でしたね

 イチロー:でしたね、って言われても困りますけど(苦笑)。

 ――一、二塁間を抜いての二塁打

 イチロー:シフトを敷いているからね、ライトが。まあ、(フィリーズ外野手のピーター・)ボージャスほどではないですが。

 ――フェンスのところまで打球の勢いが落ちなかった

 イチロー:そんなこと言われても困ります。

 ――スタントンかイチローか、という打球の速さだ

 イチロー:そんなことないでしょ(苦笑)。この体でそのスピードが出るんだったら誰でも出ますよ。どれだけスピードが出ているか知らないけど。

 ――ゴロでも速い打球を打つというのは米国に来てからも目標に置いていることの一つだと思うが

 イチロー:ま、そう振られても困りますけどね(苦笑い)。

 ――納得の打球?

 イチロー:それを言うと自画自賛とかになるから、別に。そんなわけでもないし、ヒットなら別にいいですよ。

 ――今日(薬物規定違反で80試合の出場停止処分を受けていた)ゴードンが復帰した。チームの雰囲気は?

 イチロー:空気ですか? 空気はどうか知らないですけど、このチームはポコポコ打つけど単調ですからね、攻撃が。だからディー(ゴードン)みたいにスピードがある選手が戻ってきてくれるのはね、攻撃の幅がね。後半戦、やっぱりしんどくなるし、打撃練習しているみたいな攻撃ではなかなか点が取れないですから。やっぱディーが戻って来てくれるのはオフェンス、ま、ディフェンスももちろんそうですが、普通の状態でいてくれればそれは幅が広がるでしょうね。

 ――地元でファンの声援もどんどん大きくなってきているようだ

 イチロー:知っています。