【メジャー選手が語るイチロー】ロッキーズ・ゴンザレスが見た挑戦者の顔

2016年07月29日 16時30分

【イチロー3000安打カウントダウン連載(10)】マーリンズのイチロー外野手(42)は史上30人目のメジャー通算3000安打まであと2だ。10人目に語るのは、2015年に40本塁打を放ったロッキーズのカルロス・ゴンザレス外野手(30)だ。今年も含めオールスター戦に3度選出されている強打の外野手の目に映っているのはスーパースターではなく挑戦者としての姿だ。

 

 ――イチローとは

 

 ゴンザレス:見事だよね、彼がこれまでのキャリアで成し遂げてきたことって。メジャーだけじゃなくて日本球界でも長年プレーして、それをこの国(米国)に来ても続けてきたって。(日米で)合わせて4000安打以上って、生きているうちでもそうそう見られるものじゃないから、本当に素晴らしい。

 

 ――あなたもベネズエラからメジャーに来ていますが

 

 ゴンザレス:そうだね。多くの人が知らないのは、僕ら外国人選手は、アメリカ人選手とは全く違う困難に立ち向かわなければならないということ。違う文化、違う言語、食事にも適応しなければならないし、気候も違うし、アメリカで生まれていない選手には大きなチャレンジなんだ。でも、みんな高いレベルでプレーすることを夢見て、幼いころからやりたいと思っていたことができているという事実が、ここで戦う糧になっていると思う。

 

 ――一番好きなイチローモーメントは

 

 ゴンザレス:サンフランシスコのオールスター戦(2007年7月11日)で、ランニングホームランを打った瞬間、僕もそこに居たんだけど、すごく印象深いよ。イチローの打球がフェンスに直撃した時、彼の足の速さは誰もが知っているから、外野に球が転がった瞬間にランニングホームランだって思ったよ。それだけ速く、40歳を超えた今でも僕より速いんだもん、ははは、すごいよね。

 

 ――イチローと会った瞬間を覚えていますか

 

 ゴンザレス:スプリングトレーニングで対戦したときかな。彼はマリナーズ、僕はまだマイナーリーグの選手だったけど、彼ほどの選手と対戦するって楽しいことだから皆もエキサイトしていたし、その場にいるだけでワクワクしたよ。

 

 (インタビュー・青池奈津子)