「第98回全国高校野球選手権」大阪大会4回戦は24日、万博球場などで行われ、昨夏の代表校の大阪偕星が都島工に11―2(7回コールド)と大勝した。2回に枚田(3年)の適時二塁打などで逆転。その後は足をからめた攻撃で得点を重ね、7回には枚田の2ランなどで一挙5得点。順調に5回戦に駒を進めた。

 昨夏は「やんちゃ軍団」「リアルルーキーズ」として甲子園の注目を集めたが、山本監督は「若いチームになった。去年は(レギュラーに)3年が7人いたが、今は3人ほど。1、2年でのびのびといっても、経験や勝負度胸では3年がしっかりしている。だからこそ3年が引っ張らないといけない」と話す。

 2年連続の甲子園切符を勝ち取る上で倒さないといけないのが、強豪・履正社だ。この日は左腕・山口の好投で東大阪大柏原に11―1(5回コールド)と大勝。試合後に結果を知った山本監督は「山口で勝ったんですか…。寺島温存ですね。履正社と当たれるように頑張らないといけない。たどり着かないと」と気を引き締めた。