サイクル安打の中日・大島にチーム内からFA流出を心配する声

2016年07月21日 16時30分

大島洋平

 中日・大島洋平外野手(30)が20日の広島戦(マツダ)でサイクル安打を達成した。「1番・中堅」でスタメン出場し、初回、右翼席に飛び込む3号の先頭打者本塁打。2回の2打席目は左中間二塁打、4回の3打席目には左中間三塁打、そして6回の4打席目に左前へポトリと落ちる安打を放ち、あっさりと大記録を決めた。

 一塁上で、はにかみながら花束を受け取り、大歓声に応えた大島は「打球が上がって落ちてくれーと思っていた。(リーチをかけて)緊張感はあった。2000安打とか迫ってきた人の感覚みたいなものが味わえた。正直、うれしかったです」と顔をほころばせた。谷繁監督も「リーチ一発で決まりましたね。最後の1本というのはプレッシャーがかかるものなのにそれを難なくやった。これからの野球人生にプラスになると思う」と最敬礼した。

 その一方で、順調なら8月中にも国内FA権を取得する大島の今オフの動向への心配の声が出ている。「この大偉業で他球団も大島を放っておかないはず。なかなかやろうと思ってもできる記録じゃないし、過去の達成者はそうそうたる名選手ばかり。大島の株はこれでグンと上がってオフにFA宣言すれば、争奪戦になるのは間違いないし…」(チーム関係者)

 地元愛知の享栄高出身で中日に愛着のある大島だが、別の関係者も「そうはいっても大島も不動の1番・中堅として必要とされる球団でやりたい気持ちは強い。一昨年のオフの契約交渉で保留したこともあるように今も年俸面で納得してはいないだろうし、他球団なら、もっと好条件を出してきそうだからね」と早くもピリピリだ。