【球宴】広島・誠也「神」の称号は重荷?

2016年07月16日 16時30分

広島・鈴木

<全セ5-4全パ(15日)>広島・鈴木誠也外野手(21)が球宴初打席でも“神ってる”安打を放った。代走で途中出場し、9回の初打席でサファテ(ソフトバンク)の151キロの直球に力負け。左方向へ高々と打ち上げてしまったが、三塁手と左翼手がお見合いし幸運な左前打となった。

 その後、戸柱(DeNA)の中前打で5点目のホームイン。これが結果、決勝点となっただけにやはりもっている男だ。しかし本人は「ベンチでみんなに『神ってる』と言われました…」となぜかバツが悪そう。というのも、本人は“神ってる”と例えられることにプレッシャーを感じているのだ。

 きっかけは6月18日のオリックス戦(マツダ)で2試合連続サヨナラ本塁打を放った際、緒方監督が「今どきの言葉で言うなら『神ってる』ね」と語ったことから。翌日にも3試合連続決勝本塁打を放ち、この言葉が定着した。

 だが過熱する報道に鈴木は「疲れました…。たかだか3本打っただけですよ」と記者にこぼしたことも。確かに高卒4年目で「神」の称号を背負うのは重荷だろう。

 それを知ってか知らずか同僚の菊池は「球宴は誠也のためにがんばります。誠也がここで打ったら『神ってる』が流行語大賞決定でしょ」と後輩の野球以外の“タイトル取り”まで画策。鈴木は「監督が『神』という言葉を使っていただいたので、ベンチでいろんな方から話しかけてもらえた」と感謝しつつも「でも僕は『神ってない』です」と複雑な表情だ。

 この重圧をはねのけた時、鈴木は真のスターになれるのかもしれない。