日本ハム逆転のカギ握るのはこのチーム

2016年07月13日 16時30分

【伊勢孝夫「新IDアナライザー」】日本ハムの連勝は15でストップ。中田に一発が出ながら、12日のオリックス戦(京セラドーム)に3―4と敗れたが、前向きに考えれば、いい“負け時”だ。

 

 14日から球宴休みに入るから、たとえ前半最終の13日のオリックス戦に負けても連敗だけで終わる。連勝の反動というのは必ず来る。15連勝後にそこからまだカードが続き、負けが続いてしまったら、連勝した意味がない。球宴を挟むことで、負けるタイミングとして良かったんじゃないかと思う。節目がすぐ来ると、また仕切り直しができる。その意味では日本ハムに追い風かもしれない。10日のロッテ戦(札幌ドーム)で右手中指のマメを潰した大谷にしても、ローテを1回飛ばすくらいじゃ済まないかもしれないわけだから。長丁場を戦う中で、運も味方につけなければいけない。

 

 日本ハムは投手力がいい。特に宮西、マーティンと、リリーフ陣がしっかりしている。打線も全体的にコンパクトにバットを振る。栗山監督は以前、私に「6回以降、接戦に持ち込めば、ウチは機動力が使えるから、勝機がある。先発が早めに潰されるとソフトバンクには勝てない」と言っていたけど、この連勝中は、いい戦い方ができていた。ソフトバンクにも前回の対戦(1~3日、ヤフオクドーム)で3連勝したように、巨大戦力相手でも付け入る隙はある。

 

 しかし、2球団のマッチレースになるとしんどい。3位のロッテが頑張って、三つどもえの展開になれば日本ハムは、やりやすくなる。これ以上、ゲーム差を広げられず、下位チームに負け越すようなことがなければ、勝機はある。日本ハムの逆転Vのカギはロッテが握っているといってもいい。(本紙評論家)