中日が天敵“ハマの番長”を4年ぶりに撃破できた事情

2016年07月12日 16時30分

初回、エルナンデス(左)が三浦から3号3ラン

 中日は11日のDeNA戦(横浜)に13―3で大勝した。18安打、13得点はいずれも今季最多。谷繁元信監督(45)は「これを続けていってくれればいいけどね」と上機嫌で話した。

 今季一軍初登板で現役最年長のDeNA先発“ハマの番長”三浦大輔(42)にプレーボールから中日打線が襲いかかった。先頭の大島が二塁打で出塁すると「三塁へ進める気持ちだった」と言う堂上が前進守備の一塁・ロペスの脇を抜く技ありのバスターで先制打。なおもビシエドの右前打などで一死満塁として、福田が中前へ2点適時打、続くエルナンデスが3号3ランと一挙6点。4回11安打で三浦をKOだ。

 実は試合前から中日サイドはいつも以上に気合が入っていた。この日、三浦が白星をつかめばプロ野球新記録の24年連続勝利達成となるだけに「何としても打ち勝って阻止しないといけない!」との声が飛び交っていた。中日にとって三浦は天敵中の天敵。昨季まで5年連続で防御率1点台に抑えられ、2012年途中からは8連敗。そんな中、三浦の今季初登板が中日戦になったことに「ウチに番長がめっぽう強いから、DeNA側が復帰戦に選んできたに違いない。これで今年の初戦から、また手も足も出なくて負けてしまって、目の前で記録を達成されてしまったら、はっきり言って恥でしょ。絶対に勝たないといかん!」と鼻息を荒くしていたのだ。

 その結果、見事に“ハマの番長”を4年ぶりに撃破。試合後、ある選手は「今年の中日打線は違うぞ、というところを見せられてよかった。やられっ放しはいけませんからね」とにっこり。意地の勝利だった。