【マサチューセッツ州ボストン発】レッドソックスは10日(日本時間11日)のレイズ戦に4―0で快勝。4連勝で前半戦を締めくくり、49勝38敗の貯金11、ア・リーグ東地区首位オリオールズに2ゲーム差の2位で折り返した。

 上原浩治投手(41)は前半戦36試合の登板で2勝3敗4セーブ。「スプリットが今は良くない」と口にしていた6、7月に14試合で6本塁打を浴びるなど、リリーバー転向後最悪ともいえる時期を過ごし、防御率4・81と冴えない。

 それでも、左ヒザの負傷で離脱したキンブレルの代役クローザーとして2日連続でセーブを挙げるなど、少しずつ復調の兆しを見せている。当初はダイヤモンドバックスからトレードで獲得したジーグラーを抑えとして上原と併用するプランを掲げていたファレル監督も「コージが(メーンの)クローザーだ。ジーグラーはコージが(連投などで)投げられない時に抑えとして起用する」と考えを改めるなど、指揮官の評価も上昇中だ。

 田沢純一投手(30)は右肩の状態が思わしくないことから、前半戦最後の3試合で登板回避となった。本人は「まだ(疲労から)回復していない感じはある。異常というよりは、疲れで筋力がうまく使えていない」と説明。ウィリス投手コーチも深刻には捉えておらず「いいタイミングで球宴休みに入るし、近々キャッチボールを再開し、後半戦から復帰する見込み」と話した。