5位転落 金本阪神にファンが「育成試合を金とってやるな!」

2016年07月01日 16時30分

貧打に歯ぎしりする金本監督。右は矢野作戦兼バッテリーコーチ

 阪神が30日のDeNA戦(甲子園)を0―3で落とし、今季5度目の完封負けで5位に転落。借金も今季ワーストタイの7に逆戻りした。開幕から76試合での40敗到達はここ10年で2番目に早いペースだ。

 

 DeNA・久保康の前に北條の遊撃内野安打と右前打、福留の右前打の散発3安打の敗戦に金本知憲監督(48)は「遊ばれとったな。ベンチから見ていてどのボールに気をつけるとか分かると思うんだけどな。相手が良いとかいう以前の問題。同じボールを投げられて3球で終わるなんてのは打者として恥。真ん中だけ狙って気持ち良くカーン!と打とうなんて…。投げてきませんよ、そこには」と怒り心頭だった。

 

 指揮官以上にストレスがたまりまくっていたのが阪神ファンの面々だ。試合後、球場前には「育成試合を金とってやるな!」というボードを持って抗議した40代男性ファンが出現。「育成は鳴尾浜でやるべきであって興行である一軍でやるべきことではない。北條のヒットを見るために、お金を払っているわけではなく、チームの勝利を見るために払っている」と若手を積極起用しながらも勝てないチームに不満を訴えた上で「育成のために今年は我慢しろ、というなら負けたら返金とか入場料を下げるとかするべき。そうしないとファンが減ってしまう」とまで。

 

「育成メーンではない。育成しながら勝っていく。Bクラスでいいとは、これっぽっちも思っていない。優勝しか目指していない」と育成と勝利の両立を掲げてきた金本監督にとっては心外だろう。実際、この日の負けを含めて現在の低迷は若手だけの責任ではなく、慢性的な不振が続く鳥谷、ゴメスら主力級のダメぶりが原因にもなっている。だが、ふがいない試合が続けばファンの見る目は厳しくなる。今の金本阪神のつらいところだ。

 

 この日の試合前は掛布二軍監督とも今後に向けて話し合った金本監督。最短なら7月3日にも自力Vが消滅するが「そんなもん、すぐ復活するわ」と一蹴した通り、このままで終わるわけにはいかない。