広島・鈴木誠也 交流戦のブレーク要因は「レジェンド映像研究」

2016年06月24日 16時30分

全体練習中に赤松(右)と話し込む鈴木

 交流戦で大ブレークした広島の鈴木誠也外野手(21)が23日、マツダスタジアムで行われた全体練習に参加した。リーグ戦再開となる24日の阪神戦(マツダ)の相手先発は同学年の藤浪晋太郎投手(22)だ。「高校のときから、雲の上の存在。でも追いつこうと思ってやってきた。どういう対戦になるか楽しみ」と腕をぶした。

 鈴木は17日、オリックス3連戦の初戦(マツダ)でプロ初のサヨナラ本塁打。2戦目でも、史上10人目となる2試合連続サヨナラ弾を放ち「超最高です!」とお立ち台で喜びを爆発させた。さらに交流戦最終戦となった19日の試合でも、3戦連続V弾となる10号ソロ。交流戦で貯金「5」を築いた立役者で、赤ヘルのセ・リーグ首位独走に大きく貢献した。

 当の本人は「たまたまです」と言うが、東出打撃コーチは「力の使い方がうまくなった。本来は力任せに振り回すタイプ。『飛ばす』ではなく『つなぐ』の意識がついた」と評する。その要因の一つが鈴木の“映像マニア”ぶりだ。

「いい打者の映像があったら全てチェックしている」と現在のトップ打者から、長嶋茂雄氏、王貞治氏、落合博満氏らレジェンドまで時代を問わず目を通している。

「見たからといってマネできるわけではない。何か盗めるところがあるかも、ぐらいです」と謙遜する一方、自分の初サヨナラ弾の映像は「チラッとは見ましたが、それより前の凡退した打席のほうを多く見ていた」という生真面目ぶり。

 東出コーチは「今後はマークされる。それにあまり本塁打を連発すると力みにつながる。これからが正念場だよ」と辛口だが、鈴木はこの日も居残り特打で体をいじめ抜いた。この勤勉さなら、今後も活躍が期待できそうだ。