不振の阪神・ゴメスに“マートン化”指令

2016年06月22日 16時30分

昨年まで名コンビだったマートン(左)とゴメス

 打撃不振にあえぐ阪神の主砲マウロ・ゴメス内野手(31)に緊急指令だ。交流戦を終えて打率2割6分4厘、13本塁打、47打点。4位からの巻き返しに燃える金本知憲監督(48)はリーグ戦再開後の助っ人の復調を何よりも願う。そんな中、チーム内では昨季限りでクビになった、あの男を手本にすべきとの声が出ている。

 

 交流戦では12球団ワーストの44得点と極端な貧打に陥った金本阪神。その一番の要因となっているのが主砲・ゴメスの不振だ。18日のソフトバンク戦ではセ・リーグ記録にあと「1」に迫る7打席連続三振を喫し、来日初の代打を送られた。翌19日は欠場。20日のオリックス戦には代打で登場したが、中飛。「自分としては打席の感覚は良くなってきている」と話したが、周囲の心配は尽きない。

 

 金本監督は「修正法を本人が分かってできればいいが、今はそういう状態ではない。体も頭も真っ白にしてほしい」と24日のリーグ戦再開までにリフレッシュすることをゴメスに要求。片岡打撃コーチは「打てないのはフォームなど技術の問題ではない。どうやって打ち取られているかを把握しないといけない。自分だけでなく相手もあってのことだから」と自らの“凡打シーン”を集めたVTRや配球表で弱点を見つめ直すという宿題を課した。

 

 そんな中、チーム内から出ているのが昨季限りで退団したマット・マートン外野手(34=現カブス3A)を手本にしろとの声だ。研究熱心だったマートンは各投手の配球などを事細かにノートなどに書き込んでチェック。このメモの存在が、日本で成功した一因にもなったわけだが、チーム関係者によると「去年までのゴメスは打撃不振になってもマートンのメモのおかげで復活してきた」という。そこで「来日3年目で各球団もゴメスの攻め方を研究してきている。今まではマートンのメモで立ち直ってきたかもしれないが、これから日本のプロ野球でやっていくためにはマートンがしていたように配球を研究し、打席ごとにメモをつけることもしないといけない」と言われだしたのだ。

 

 審判に悪態をつくなど問題児としても有名だったマートン。もちろん、チーム関係者らは、それまで見習えと言っているのではないが、果たしてゴメスに、その作業ができるか。虎の今後のカギも握る!?