熊本・藤崎台球場復旧に1000万円寄付 松坂の思い

2016年06月22日 16時30分

本紙記者の取材に応じる松坂(左)

 ソフトバンク・松坂大輔投手(35)が21日、熊本・大分地震で被害を受けた藤崎台県営野球場(熊本)の復旧支援のため、1000万円を熊本県に寄付することを発表した。

 

 球団を通じて「被災しながらも野球を続けている球児も少なくないと聞いています。熊本の高校野球にとって象徴的な存在でもある藤崎台球場が、1日も早く修復を終えることができるように願っています」とコメントした。

 

 筑後でリハビリを終えた松坂は「表立ってやることは好きじゃないんですけど、自分がやることでつながって、ほかの人が寄付するようになればと思う」。震災の直後から話を進めていたとのことで「野球に携わる人間として熊本の野球界のために何かできればと思っていた」と明かした。

 

 今回の行動だけでなく、今後の球界を担う若き野球人たちへの思いは、強く持っている。交流戦期間中には自身に憧れる中日のドラ1ルーキー・小笠原と会食し、松坂にとっても大きな刺激になった。フォームをマネたことで「松坂2世」と呼ばれるプロ注目右腕・高田萌生投手(創志学園)の存在もスカウトから聞いている松坂は「そういう子たちと野球ができたり、一緒に練習できたりするのは楽しみです」と話す。

 

 重ねて「自分が(プロに)入ったときに35、36歳の人を、えらいオッサンだなと思ったのは覚えている。高卒の子が入ったら、そう言われるんですね。自分が、そうなるとは想像してなかった」とも続けた。

 

 現在はリハビリ中だが、一軍での登板を楽しみにしているという声も絶えず届く。「そういう人の声に応えたいと毎日、思っている」。もちろん若い世代の球児たちに「これぞ松坂」というプレーを披露するつもりでいる。