ソフトバンクは21日、今季限りで契約の切れるリック・バンデンハーク投手(31)と新たに3年契約を結んだことを発表した。

 バンデンハークは球団を通じて「なによりもまず、私に信頼を寄せていただいている孫オーナーをはじめ、フロントの皆さん、工藤監督、そしてチームメートに対し、お礼を言いたいと思います。2017年から3年間、引き続きホークスの一員でいられることを、非常に光栄に思うとともに感謝の気持ちでいっぱいです」などとコメントした。

 昨季からソフトバンクに所属して、安定感抜群の投球を続けている。5月17日の日本ハム戦で初黒星を喫するまで、デビュー戦から14連勝の日本記録を樹立。14連勝は助っ人外国人投手の日本新記録でもある。

 オランダ出身で米球界、韓国球界、日本球界と渡り歩いた右腕は性格もマジメそのもの。球団側も「あれだけの投手はなかなかいない。何もせずに流出するようなことはしない」(球団フロント)と話していた。今オフにも争奪戦になる可能性も十分にあったが、いち早く合意にこぎ着けた格好となった。