2000安打目前!福留に鹿児島・大崎町が町民栄誉賞授与へ

2016年06月18日 14時00分

劇的なサヨナラ打を決めた福留(右から2人目)はナインに追い掛け回される

 阪神は17日のソフトバンク戦(甲子園)を3―2の劇的サヨナラ勝ち。9回、二死二塁から福留孝介外野手(39)が左前にはじき返し、チームを5位転落の窮地から救った。この日の3安打で日米通算2000安打まで残り5本とした福留だが、地元・鹿児島県大崎町も盛り上がりを見せている。自身初となる個人後援会設立と同町史上初の「町民栄誉賞」授与の検討に入るなど、早くも“祝賀ムード”でいっぱいだ。

 

 パ・リーグ首位を独走するソフトバンクに土をつける一打を放ったのは、頼れるベテランだった。鷹の絶対的守護神・サファテからしぶとく左前へ打ち返すと、二走の俊介が決勝のホームを踏んだ。通算7本目のサヨナラ打を決めた福留は「前に転がせば何かが起こると思っていた。強いソフトバンクに勝てたことは自信になる」と笑顔を見せ、金本監督も「ここぞの勝負根性を見せてくれた。絶対に三振はしないという集中力、球際はさすがだ。若手も見習ってほしい」と舌を巻いた。

 

 この日の猛打賞で、日米通算2000安打にあと5本と迫った福留。「(交流戦の残りが)ホームで3試合あるので、何とかそこで決めたいと思っている。少しずつ減らしていって、球場に来られているファンと喜びを分かち合いたい」と甲子園での偉業達成を約束したが、そんな中、福留の出身地・鹿児島県大崎町も「祝賀ムード」に沸いている。

 

「町民栄誉賞の授与に向けて前向きに検討しています。これまでの町への貢献度と今回の2000安打達成で、さらに大崎町を全国の皆様に知っていただく機会を作ってもらっている。わが町のシンボル的存在であり、感謝の思いを形にできれば」(大崎町役場職員)

 

 さらに「福留孝介後援会」も発足に向けて動きだした。「(プロ入り18年目で)意外ですが、これまで後援会がなかったということで、福留さんの小中(学校)の同級生を中心に、地元の有志で結成に向けて計画が進んでいます」(別の同町役場職員)という。

 

 福留は人口約1万4000人の小さな町・大崎町が生んだスーパースター。すでに偉業達成の瞬間を地元住民みんなで見届けようと「パブリックビューイング」の計画まで進行中だ。

 

 まさに“福留一色”…。愛すべき故郷のためにも打ちまくるしかない。