オコエ急成長の裏に敵軍巨人・坂本からも教えを請う貪欲さ

2016年06月17日 16時00分

試合前に巨人・坂本(左)からアドバイスを受けるオコエ

 楽天は16日、東京ドームで巨人に7―10で敗北。「1番・中堅」でスタメン出場のオコエ瑠偉外野手(18)は3打数無安打も2四球を選び、1番打者として一応の役割を果たした。プロ初の2四球についてオコエは「打ち気が悪いわけではないので。あそこでストレートが来たら(バットを)出していた。打ち気のなかでも見極めができている」と手ごたえをつかんだ様子だ。

 驚異の成長スピードですっかりレギュラーに定着した感があるが、その裏には他人のアドバイスに熱心に耳を傾ける姿勢がある。キャンプから二人三脚でフォーム改造に取り組んできた池山打撃コーチはもちろん、この日は練習前に巨人・坂本がオコエを“訪問”。「1年目? すごいね。1年目であんだけ振れたら。続けないと(ヒットは)出ないよ」「こうやってヘッドが出ないとファウルになる」と約10分間、身ぶり手ぶりを交えながら内角のさばき方などを教えた。

 坂本に限らず、前日15日は9回の代走でサヨナラ勝ちのホームを踏み、この日も7回に盗塁を決めた巨人・鈴木にもオコエは「走塁面でずっと手本にしてきた人。あの場面だと(自分は)何も考えられない。年も離れているし、自分から話しかけるのは無理だけど、話の流れで聞けたら」と指導を仰ぐチャンスを虎視眈々とうかがっていた。自軍だけでなく敵球団にまで教えを請う向上心で、プロの技術を吸収しているのだ。

 交流戦は残り1カードで、楽天は17日からのDeNA3連戦(横浜)を残すのみ。ここでもスキあらば積極的にアタックしたい考えだ。まだ本塁打がないだけにDeNAの主砲・筒香から「飛ばし方」のレクチャーを受けることができれば最高だろう。とにかく、楽天の黄金ルーキーは交流戦明けには一回り大きくなっていそうだ。