阪神 カード初戦勝っても翌日勝てない負のデータ

2016年06月16日 16時00分

試合前、円陣に加わる金本監督(中)

 セ・リーグ5位の阪神はパ・リーグ最下位のオリックスとの「関西ダービー」第2戦(15日、甲子園)に1―5の逆転負け。借金4に逆戻りした。今季はカード初戦をものにした翌日の成績が1勝10敗。金本知憲監督(48)も頭が痛いところだが、球団OBからは連日断行中の“猫の目打線”を問題視する声が出ている。

 

 虎打線は4回に新井の右犠飛で1点を先制したものの得点はそれだけ。9回に福留が放った日米通算2000安打まで残り「8」とする中前打を含めて、わずか3安打の情けなさ。リリーフ陣も打たれてのむなしい逆転負けだ。再び借金4となった金本監督は「3安打じゃどうしようもない。打つほうが打たないと景気づかない」と嘆くばかり。前日14日の試合は5カードぶりに3連戦の初戦を勝利で飾ったものの、その勢いを持続できなかった。

 

 今季の阪神はカードの初戦を制した次の日の「弱さ」が際立っている。この日の敗戦で成績はなんと1勝10敗。これが影響してチームは大型連勝ができていない。これに関して虎OBの一人は「勝利した次の試合でもガラッとスタメンや打順を変えてくることがある。若手を試したり、試行錯誤しているのだろうが、これでは勝った勢いをつなげることはできない」と不満を口にした。別の虎OBも「負けているときは打順をいじってもいいし、大胆なスタメン抜てきもいいが、勝った次の日は同じスタメン、打順で戦ったほうが勢いが出る。特殊な事情がある場合以外はグッと我慢して同じオーダーでいくのがいい」と訴えた。

 

 金本監督は「このメンバーで固定する方が間違っているし、正直、固定できない」と、ここまでの67試合で実に57通りものオーダーを組んでいる。この日は相手先発が左腕・松葉であることを踏まえて今季一軍初昇格の右打者・中谷をスタメンに起用したりしたが、虎OBはそれも動きすぎとみているようだ。

 

「超変革」を推し進める金本監督にしてみれば、納得できない意見かもしれないが、そんな外野の声が出始めているのは事実。封じるにはカード初戦勝利翌日の“負のデータ”を打破して意地を見せるしかない。