中日は15日のロッテ戦(ナゴヤドーム)に2―6で敗戦。3連敗で借金は今季ワーストの3となり、4位に転落した。
大誤算は4回2/3、11安打6失点で5敗目を喫した先発・若松駿太(21)だ。初回、いきなり細谷に先頭打者弾を浴びるなど2失点。制球が定まらず、代名詞となっている決め球のチェンジアップもことごとく捉えられた。5回は2四球と安打で二死満塁のピンチを招くと、投手の関谷に押し出し四球を与えるなどしてKOされた。4年目右腕は「自分で野球をやりすぎた。もっと周りを見てやっていかないといけない」と肩を落とした。
これで若松の本拠地・ナゴヤドームでのデビュー以来負けなしの連勝が9でストップ。本人はこれについて「気にしてないです」と話したが、チーム関係者は「若松だけでなく、チームとしても相当にショックなこと。ゲン担ぎというか、若松がナゴヤドームで投げれば負けない、というのはよりどころになっていたからね。単なる1敗ではない」と危機感いっぱい。
さらに、別の関係者は「今日の負けで、ついに借金が3となってしまったのもかなりの痛手。ウチは正直、大型連勝がなかなかできない。勝率を5割に戻すには、これから2勝1敗で勝ち越したとしても3カードもかかる。ここまで借金2までで何とか粘ってきたのに…」と焦りもにじませた。
若松のナゴヤドーム不敗神話崩壊と借金3の“ダブルショック”に見舞われた中日。このままではズルズルいきかねない。