中日首脳陣&本人も悩む「吉見100球の壁」

2016年06月13日 16時00分

6回1失点と好投した吉見だが・・・

 中日・吉見一起投手(31)が自身4連勝を逃した。12日の西武戦(西武プリンス)に先発し、持ち味の粘りの投球を披露。6回を7安打、4四球ながらメヒアの一発による1点に切り抜け、勝利投手の権利を持ってベンチに退いた。「粘り強く投げられたと思いますが、その中で四球も多かったし、最低限ですね」と本人は不満げだが、悪くても勝ちの投球をするのが真骨頂。いよいよ全盛期のころに戻りつつある。だが、7回から登板したリリーフ陣が持ちこたえられず、守備のミスもあって逆転を許し、吉見の勝ちが消えた。

 

「吉見がもう1イニング投げていれば…」とは誰もが思ったことだろう。谷繁監督は吉見の6回での降板について「球数とかよく聞かれるけど、状況を見てこちらで判断している」と説明。7回に左打者が続いたことも考慮した模様だが、今季の吉見の球数の最高は105球。中6日に登板間隔を縮めてからは、すべて100球以内に抑えている。この日の球数が96球と100球に迫ったこともやはり関係しているはずだ。

 

 実はこの吉見の100球限定について「そろそろ球数を増やしても…」との声が首脳陣から聞かれている。100球ではなかなか完投は難しい。どうしてもリリーフ陣に負担が来てしまうからだ。とはいえヒジに不安がある吉見に無理強いはできず悩ましい状況となっている。悩ましいのは吉見本人も同じ。「100球にしてくれているので中6日でも負担はないです。1年間やるために無理はしない」と言うが、その一方で「本当は(もっと)投げなきゃいけない」と吐露する。

 

 このままいくのか、それとも…。今後も100球問題に頭を悩ませそうだ。