逆転サヨナラ弾の日本ハム・レアードは栗山監督の顔色うかがう“世渡り上手”

2016年06月11日 14時00分

サヨナラ弾を放ったレアード

 日本ハムが10日の阪神戦(札幌ドーム)に5―4でサヨナラ勝ち。来日2年目の「すし大好き助っ人」、ブランドン・レアード内野手(28)が、劇的な19号逆転サヨナラ2ランを放った。

 

 レアードはお立ち台で「あの~、そうですね。サイコウでした」と日本語で第一声。これは8日の広島戦で先発初勝利を挙げた3年目・高梨の口ぐせをパクったもので、スタンドの大爆笑を誘った。もちろん「スシ、ダイスキ!」の絶叫パフォーマンスも忘れなかった。

 

 この一発で本塁打キング争いでは20本でトップを行く西武・メヒアに1本差と迫り、シーズン本塁打ペースは昨年の34本を上回る45本塁打ペースと今年は大きなスランプもなく快調に2年目のシーズンを送っている。

 

 活躍の裏にあるのは、レアードが日本に適応するため上司の顔色をうかがう“戦略性”にたけた外国人であるという点だ。栗山監督が「あいつはいつもオレの顔色をうかがっている。どこか不安なんだろうね」と言うように、試合前の監督会見中、レアードが報道陣とのやりとりに割って入り、指揮官と“公開雑談”をする光景が恒例となっている。

 

 打撃練習中も常に栗山監督の視線を意識し、遠くからアイコンタクトを送る“スシレンジャー”。先週の巨人戦では「満塁でフルカウントから三振した次の日、『昨日は申し訳なかった』と謝りに来た」(栗山監督)というほど日本人の習慣や処世術を観察、分析し自らの行動に取り入れている。裏を返せばその適応ぶりは、異国で生き抜くための必死さでもあるのだろう。