10日の日本ハム―阪神戦(札幌ドーム)で、一度は「セーフ」と判定された本塁生還がビデオ判定で「アウト」に覆るジャッジがあった。

 問題の判定は日本ハムが1―2で1点を追う6回一死三塁の場面だ。ここで2番・杉谷が投前にスクイズを敢行。阪神先発・岩貞がマウンドを駆けおりて捕手の梅野にトスし、三塁走者・西川が三本間に挟まれる挟殺プレーになった。

 総勢5人の野手が西川を挟んで追い込んだが、最終的に送球の乱れを突いて、西川が本塁突入。本塁上で岩貞とのタッチプレーになり、主審は「セーフ」と判定したが、阪神ベンチからの抗議で審判団はビデオ検証に入った。

 その結果、責任審判・有隅は場内アナウンスで「岩貞投手のタッチが早くアウトとします」と宣言。お粗末な挟殺プレーは、間一髪のところで追いタッチが認められた。