大谷の連続試合安打17で止めた広島「パの投手は甘い」

2016年06月10日 16時00分

連続安打が「17」でストップした大谷

 広島が9日の日本ハム戦(札幌ドーム)に4―2で快勝。“二刀流”大谷翔平投手(21)の連続試合安打も17で止めた。

 大谷は広島3連戦すべて「3番・指名打者」で出場。広島の小林投手コーチは「投手ではなく打者。遠慮するな」と対戦前から徹底した内角攻めを指示していた。そのため、8日の第2戦で大谷は先発のジョンソンから3年ぶり2度目の死球を受けたが、広島の救援陣から安打を放ち、記録を継続させていた。

 しかしこの日の広島先発・野村からは、内角へのカットボールで2つの凡打(1四球)。さらに守護神・中崎には空振り三振を奪われ、最終打者となってしまった。

 野村は大谷について「いい打者には変わりない。しっかりコースを突ければと思った」とコメント。一方、内角へスライダーを見せてからフォークで料理した中崎は「狙っていた。三振の取れる球を選択した」と、してやったりの表情だ。

 広島のチーム関係者は「(大谷の)死球が3年ぶりと聞いてびっくりした。パ・リーグの投手は攻め方が甘いのでは」と指摘。さらに「大谷はリーチが長いから、外角一辺倒で勝負しては踏み込まれて十分届く。それで逆方向へも長打が出る。まるでうちのエルドレッド。体格もパワーも外国人のようなものなのだから、死球はよくないが内を突くのは当然。投手というのもあるが『球界の宝』だし、遠慮があるのかも」と続けた。

 確かに「死球が3年ぶり」という事実が物語るとおり、パの投手は日本球界の将来を背負う大谷への配球は外角が中心。内角をえぐってぶつけてしまい“至宝”にケガでもされたら大変…と遠慮しているのだとしたら、勝負師としていかがなものか。とにかく、広島投手陣の内角攻めは「打者大谷攻略法」のヒントになったと同時に、プロとして本来あるべき姿を見せつけたようだ。