巨人ナインもビックリの快進撃!交流戦“あと3勝”でOK

2016年06月09日 16時00分

先制のホームを踏んだ長野(右)を笑顔で迎える由伸監督(中)

 巨人ナインもビックリの快進撃だ。8日の西武戦(西武プリンス)は、3連勝中と波に乗る19歳右腕・高橋光成に序盤で集中打を浴びせて攻略。7―5の逃げ切り勝ちで、再び交流戦単独首位に立った。パ・リーグ球団相手の戦いで苦戦を予想していたチームは、想定外の結果にウハウハ。当初の“激甘ノルマ達成”まであと3勝となった。

 

 若い右腕が浮足立ったのを見逃さなかった。2回、先頭の長野が右翼線への三塁打で出塁すると、怒とうの連続攻撃が幕を開ける。続く阿部が初球を中前に運んであっさり先制すると、高橋光に立ち直る隙を与えない。その後も2安打と押し出し四球、相手のまずい守備も絡み、この回打者一巡の猛攻で5点を奪取。試合の流れを決定付けた。

 

 終盤にレオ打線の反撃を受けたが、村田の5号ソロ、坂本の2本目の適時打などで効果的に加点し、なんとか逃げ切って連敗をストップ。久々に打ち勝った試合に、高橋由伸監督(41)の顔にも思わず笑みが浮かぶ。「中心の選手がここぞというところで打ってくれたり、それぞれの役割をしてくれると、なんとか点数を取れるのかな」と主軸打者陣をたたえた。

 

 これで交流戦成績を6勝2敗とし、単独首位に立った。現時点でセ球団で勝ち越しているのは巨人だけとなったが、この快進撃には身内も驚きを隠せない。実は交流戦の開幕前、チームはパ球団との対戦ではどこも苦戦すると想定し、ノルマを「5割」に設定していたのだ。

 

「強力打線のソフトバンク、西武に敵地で勝ち越すのは厳しいと見たほうがいいでしょう。下手すれば、3連敗もあり得る。となると、下位のオリックスと楽天には勝ち越しておきたい。残りの日本ハム、ロッテ戦を無難に乗り切れば、セのライバルに引き離されることはないはずです」(チームスタッフ)と、そろばんをはじいていた。

 

 その皮算用通り、ここまでは理想的な星取りで進んでいる。オリックスを3連勝で退けると、本拠地での日本ハム戦に2勝1敗で勝ち越し。この日の勝利で西武とは1勝1敗のタイ。当初の「5割ノルマ」までは、残る10試合を3勝7敗でいい計算となった。

 

 とはいえ、昨季は交流戦後半を1勝8敗と大きく負け越し、V逸に直結している。それだけに2年ぶりの交流戦Vが射程に入っても、ナインは「そんなに甘くないでしょう」と、あくまで謙虚。混セを勝ち抜くためにも、まずは“あと3勝”に全力を注ぐ構えだ。