日本ハム・大谷翔平投手(21)が“リアル二刀流”で初の完投勝利をマークした。

 5日の巨人戦(東京ドーム)に「5番・投手」で先発出場し、打っては3打数1安打1打点と15試合連続安打をマークし、打率を3割5分9厘とした。投げては自身の持つプロ野球最速記録を更新する「163キロ」をマークするなど9回、123球を投げて6安打2失点、10奪三振の力投で6―2の勝利に貢献。今季3試合目の完投で4勝目(4敗)を挙げた。

 大谷は「最後のべースカバーのミスが心残り。(163キロは)投げた瞬間、真ん中だったんで(スタンドに)もっていかれたかなと思った。あれ、ファウルでしたし、三振を狙いにいったのが真ん中に入ってしまった失投ですね」と日本最速球の質に自身でダメ出し。「まだ6月ですし、もっともっと投球の状態を上げていきたい」と貪欲だ。

 これで前回、5月29日の楽天戦(コボスタ)に続き“リアル二刀流”で2連勝となった。