広島・黒田 人生初の屈辱…3者連続被弾のウラ

2016年06月04日 10時46分

3連発を浴びた黒田

 広島・黒田博樹投手(41)の様子がおかしい。

 

 先発した3日のソフトバンク戦(マツダ)では、7回を投げ4本塁打などで5失点。チームも1―6で敗れた。

 

 特に3回には、柳田、内川、松田に3者連続被弾。これは日米あわせてプロ野球人生初の屈辱で、本人は「3本とも完璧に打たれた。特に柳田には勝負の球が高く入った」と渋い表情で振り返った。

 

 畝投手コーチも「ツーシームが逆球になり甘くなっていた。フォークも高かった」と分析し、次回登板は「心配してない」としたが、気になるのは故障の影響だ。

 

 黒田は5月8日、頸部神経根症(けいぶしんけいこんしょう)と右肩痛で登録を抹消。同20日に復帰したがその後3試合勝てず、日米通算200勝まであと3のまま足踏みが続いている。

 

 医療関係者は「頸部神経根症の影響で中指と人さし指の指先がしびれ、いわゆる“指のかかりが悪い”状態になっているのではないか。そうなると制球が定まらず球が浮く。投球動作を繰り返すほど首から指につながる神経が圧迫されしびれが増すので、打者に粘られるとつらい。一番いいのは登板間隔を空けるか、球数を制限すること」と指摘。

 

「本当は中10日ぐらい空けるか、中6日で回したいなら90球ぐらいに制限したほうがいい。また、体をひねる動きは頸椎に瞬間的に負荷をかけ症状を悪化させるので、打席ではこの日のようにファウルで粘ったりせず、立っているだけでもいい」とアドバイスする。

 

 もちろん黒田は体の状態について「いつもと変わらない」と断言。前述の指摘が杞憂に終わることを祈るばかりだ。