【ソフトB】最低打率男・今宮“テニス打法”で開眼

2016年05月27日 11時20分

4回に3号ソロを放った今宮

 ソフトバンクが26日のオリックス戦(ヤフオク)に4―3で快勝。4連勝で今季最多の貯金15とした。立役者は今宮健太内野手(24)だ。

 試合前の打率は規定打席到達者の中でリーグワーストの1割9分。この日は9番だったが、別人のように大暴れした。試合前の練習で藤井打撃コーチのアドバイスを受けた。ポイントを前にしてさばく打撃に修正。「テニスのラケットを振るイメージ」(今宮)。これがハマったという。

 相手エース・金子から今季初の猛打賞をマーク。同点の4回に勝ち越しの3号ソロを打てば、再び同点に追いつかれて迎えた6回にも右中間を破る適時三塁打を放った。二塁打が出ればサイクル安打だった第4打席は、警戒されて二死二塁から敬遠気味に歩かされた。

 守備の人としてのイメージが強いが、そもそも打撃の評価が低いわけではない。今宮自身は「不器用なので…」と話すが、周囲の見立ては違う。藤井コーチは「何でもできちゃうからね。むしろ器用貧乏なところがあるというかね」と説明する。工藤監督が両打ちプランに興味を示すこともあるほどだ。

 王貞治球団会長(76)も、今宮の潜在能力の高さに期待する一人。この日の活躍を見て「見事だった。もともとセンスはあるんだから。それを出せるようになってきた。自信が出てきて、結果も出ると、欲が出てくる。いいんじゃないですか。ドンドンね」と満足そうな笑みを浮かべた。

 期待されながらも打撃面では課題を残してきた今宮。今回、コツをつかんだことで、今度こそ打撃開眼となるか。