ソフトバンクの松坂大輔投手(35)が復活への再出発に向けて、投球フォーム作りを優先する方針となった。

 前回14日のウエスタン・広島戦では2回途中9失点でKO。右手の指先に異変を訴えていた。現在はリハビリ組で調整を続けている。

 右手の症状は投球フォームが安定しない中で投げていたことが原因と見られていて、首脳陣も「まずはフォーム。投げていく中で修正をと思っていたが、実戦ではどうしても力が入ってしまう。肩にも負担がくるので」と説明する。

 今後はフォームを安定させてから立ち上げていく方針で、当面は登板の見込みはない。この日、筑後市のファーム施設を視察した工藤公康監督(53)は「今までは投げながらやってきたけど、うまくいかないときは(間隔を)開けるのも方法。あせらないでやろうという話をしました」と説明した。