“ハマの大魔神”佐々木氏に「親友・清原を突き放せ」の声

2016年05月18日 16時00分

閉廷後、報道陣に対応した佐々木氏

 清原和博被告(48)の初公判(17日)には、同被告と同学年で高校時代から親交がある元プロ野球選手で野球評論家の“ハマの大魔神”こと佐々木主浩氏(48)が弁護側の情状証人として出廷した。閉廷後、報道陣の取材に応じ「早く笑顔の清原に戻ってほしい」と、盟友にエールを送ったが、専門医は清原被告の法廷での発言から、今後の危うさを指摘。更生のキーマンとなる佐々木氏には「時には突き放せ」とアドバイスした。

 佐々木氏は報道陣に対し、「(公判を)最初からずっと見ていた。何か悲しい気持ちになった」と感想を述べた。

 証人として出廷した理由は「友達だから、親友だからです」と断言。冒頭から公判を傍聴した理由を「(清原被告は)終始、涙を流していた。本当に反省している。(今後)どうしたらいいか、みんなに相談するため」とし「彼には先輩、後輩、同級生がいる。支えていきたい」と更生に協力する思いを強めた。

 野球評論家であり、JRA馬主の顔も持つ佐々木氏。当然、清原被告の情状証人としての出廷には周囲の反対もあったという。

「(清原被告の)弁護士から電話をもらった。(代わった清原被告は)『ごめんな、ごめんな』のひと言だった。自分は(出廷は)当然のことと思っているから」と佐々木氏は、情状証人に手を挙げるまでの経緯を振り返った。

 こんな佐々木氏を「清原被告の“更生のキーパーソン”になる」と指摘するのは、数多くの薬物依存者を見てきた「ヒガノクリニック」院長の日向野春総(はるふさ)氏(75)だ。

「佐々木氏は同じスター選手ということで、清原被告に共感できる数少ない人。ただ、彼がすべきなのは支援ではなく、徹底的に罪の意識を植え付け、時には突き放すこと。同情してはいけない。次の働き口を見つけてあげたり、金銭的に援助するのは逆効果。助けすぎるのは良くない。清原被告も本当にシャブ絶ちしたいのなら『借金してでも更生施設に入ります』くらいは、言うべきだった」

 清原被告に対しては「みんな裁判では『もうしません』って言うんだよ。それでも再び手を出してしまうのが覚醒剤の怖いところ。脳が快感を覚えているから。清原被告は再犯する人の典型。危ないね」とみる。

 清原被告は法廷で二度と覚醒剤に手を出さないと宣言する一方で“心の弱さ”ものぞかせた。弁護人から覚醒剤を使用した経緯を聞かれ「心の中の寂しさやプレッシャー、ストレスに耐え切れなくなり、一人になると衝動的に使ってしまいました」と告白。覚醒剤をやめようと思ったが、できず「自ら命を絶つしかない。そう何度も考えていました」とも述べた。

 これに日向野氏は「自分自身に『以前の自分と違う』と言い聞かせているだけ。うまくいかないと、途端に落ち込み、再び覚醒剤に手を出す。それか本当に首をつるか…。法廷での発言を聞く限りその素養は感じられる」と厳しい目を向けた。

 一昨年9月に元夫人のモデル・亜希(47)との離婚を発表。最愛の息子2人とは会えない日々が続いている。

「家族のサポートがないのは厳しい。孤立無援のときは得体の知れない連中が群がってくる。彼らはかいがいしく面倒をみてくれるし、困った時は何とかしてくれる。これになびいたら、もう1回(覚醒剤を)やるね。彼は今、信用できる人間を探している状態だと思う。相手を間違えると取り返しのつかないことになる」(同氏)

 更生の道は長く険しい――。